【自給自足】タイニーハウスで完全オフグリッド生活を実現するための費用と設備

完全オフグリッドのタイニーハウス実現方法を考えてみました。

タイニーハウスでセカンドハウスを考えている方。場所にこだわりたいなら完全オフグリッドも考えてみませんか。

オフグリッドとは電気・ガス・水道など重要なライフラインを自給自足することです。仮に全て自給自足できればより自由に家を建てることができます。

しかし、実際にオフグリッドを目指す中で「何が必要なのか」「費用は?」「そもそも実現できるのか」と疑問に思うと思います。

そこで今回は、オフグリッド生活を送るために必要な設備と費用をシミュレーションしていきます。

 

完全オフグリッドとは?

日本では一般的に「電力会社に頼らない生活」のことを指しますが、本来はwikiにあるように電気・ガス・水道などのライフラインを公共事業に依存しない状態を指します。

オフグリッド英語:off-grid)オフ=グリッド、オフ・ザ・グリッド(英語:Off the grid, OTG)とは、電気ガス水道など生活に必要なライフラインの一つ、または、それ以上を公共事業に依存せず、独立した方法で設計された建物の特徴やその生活様式[1]を指す。また、オフ・ザ・グリッドとは、電力網Electrical grid)に接続されていない状態を表す単語となる。電力だけでなく、ガス、上下水道のみを独立させた状態も含み、住居から小さな集落コミュニティ)に対し拡張させることも可能である。
wikiより参照

仮にすべてのライフラインを自給自足できれば、ライフラインが通っていない山奥や湖でも生活することが可能です。

Google検索で「オフグリッド」と検索すると電力のみをオフグリッドしている記事が目立ちますが、ここでは完全オフグリッドを目指して記事をまとめていきます。

完全オフグリッドハウスに必要な設備

完全オフグリッドの為に最低限必要な課題まとめていきます。

まず目指すべきオフグリットハウスの目標は「ライフラインが通っていない山奥で暮らせる家」です。それを実現するために何が必要か考えていきます。

<シミュレーション条件>
〇 人里離れた山奥
〇 車での移動は可能
〇 ライフラインは無し
〇 獣害や自然災害は考慮しない
〇 日光は指す
〇 木は利用可能
〇 過度な降雪地帯ではない

オフグリッドに対応できる建物は?

まずオフグリッドに向いている家を考えます。

そもそも一般的な住宅ではオフグリッドに対応していないので、山奥に立てることができません。そこで候補に挙がるのが

〇 タイニーハウス
〇 トレイラーハウス

です。今回は山奥ということでトレイラーハウスは搬入できないと考え、タイニーハウスで検討を進めていきます。タイニーハウスであれば必要最低限の大きさで生活に使うエネルギーも最小限で済みます。

完全オフグリッド タイニーハウスの条件

タイニーハウスとは簡単に言うと「6~7畳の小さな家」です。建築費用も抑えつつ生活に最低限必要な設備を整えることが出来ます。

今回は山に建てることを考え、断熱材が入りかつ衣食住が最低限賄える広さを持つタイニーハウスにします。

候補に挙がったのがこちらの無印良品の小屋。外観もおしゃれで施工可能か調査してくれるので安心して建てられます。

参照:https://www.muji.com/jp/mujihut/

雨よけもあるので雨の日でも作業ができそう

完全オフグリッド 電気はどうする?

完全オフグリッドを実現する上で必要なのは電力の自給です。

これはソーラーパネルとバッテリーで補いますが、ソーラーパネルの発電量はばらつきが大きいため、1日に使う電力の倍の発電力を持たせます。また雨や曇りの日も加味して3日分の電力を保持するバッテリーも用意します。

必要なソーラーパネルの大きさと費用

家計調査によると、一人暮らしの平均的な電気使用料金は4,000円/月。1kw当たり26円で計算すると約5kw/日なので、ソーラーパネルで約10kw/日 発電できる必要があります。

10kw/日の発電量を得るためにはパネルの効率にもよりますが、約30畳ほど。パネルは40枚前後必要になります。ソーラーパネルの1kw/年あたりの相場は27.5万円と言われるので約100万円前後の費用が掛かります。

 

必要な蓄電池と費用

次に太陽光発電した電力を貯蓄するバッテリー費用を考えます。

3日間発電ができなくなった場合に備え15kw程貯蓄できる蓄電池を探した所、一番コスパが良さそうなのが「テスラ製の蓄電池」でした。13.5kwの貯蓄容量で約180万円ほどです。

参照:https://www.cyubujuki.com/powerwall/utm_source=google&utm_medium=cpc&gclid=CjwKCAiAx8KQBhAGEiwAD3EiP21-ioVVk-o8y8bybKxPl_cmr4qMppc8QFqfg-oi8rLIIUYayNxlPRoCwPoQAvD_BwE

 

完全オフグリッド 水はどうする?

水を得るための一番簡単な方法は井戸を掘ることです。

山の中でも井戸を掘れば水が出てくるところも多いので、ここでは井戸を掘ることで水を得ることにします。

井戸を掘る費用

井戸を掘る費用は深さによって変わってきます。一般的に40mほど掘れば水が湧くのでここでは40m井戸を掘ると仮定します。

また、井戸水をそのまま飲むのはリスクがあるので浄水設備+水のくみ上げポンプを組み合わせます。以上の設備を合わせて、水を確保するための費用は約80万程になります。

参考:井戸掘りの費用相場はどのくらい?さく井・井戸工事の基礎知識を解説!

完全オフグリッド 衛生管理

次に衛生面に必要不可欠な「トイレ」と「お風呂」について考えます。

お風呂は山の中なので焚火をしてお湯を暖めて入るのでOKですが、トイレは考える必要があります。

完全オフグリッド 山奥でのトイレ事情

「山奥だから外ですれば良い」と思う方も多いと思いますが、虫や害獣が寄ってくる可能性もあるので、たい肥化して農作物に利用する方向で考えます。

調査をした結果、山奥ではそのままたい肥化できるトイレ「コンポストトイレ」が最適と考えます。コンポストトイレはこちらの記事が分かりやすかったです。

お値段相場は20万~30万ですので、ここでは25万円程かかるとします。

 

完全オフグリッドにかかる費用は?

ここまでで「電気」「水」「トイレ」の生活に必要な最低限の設備をまとめてみました。各種費用をまとめると

項目費用
家(タイニーハウス)約400万
電気(ソーラパネル/蓄電池)約300万
水(井戸/浄化装置/ポンプ)約80万円
トイレ約25万円
合計約805万円

 

その他土地代や生活設備などを考えると「おおよそ1000万程度で完全オフグリッドも実現できるのでは?」と考えています。

セカンドライフを自給自足で送りたいという方には手が届かない金額という訳では無いですね。

まとめ

今回は山奥で完全オフグリッドで生活するための設備と費用をまとめてみました。

自給自足の生活を始めるにもコストがかかりますね。さらに施設の維持費もかかるので、完全に世俗を離れるのは難しそうです。

別荘としての運用が一番現実的かもしれません。

 

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カテゴリ:貯金・投資

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