お小遣い制を拒否すべき理由と受け入れた場合の末路をまとめていきます。
「結婚したら給料は全て私が管理して、お小遣い制ね」と言われて困っていませんか?お小遣い制は妻が上手く管理してくれれば貯金に回すことが出来ますが、自分で働いたお金を自由に使えない精神的苦痛を味わうことになります。
そこで今回は、「お小遣い制を受け入れてしまった夫がどうなるか」と「お小遣い制を拒否すべき理由」をまとめていきます。
✔ お小遣い制を打診されている男性
✔ お小遣い制にしたくない男性
✔ お小遣い制のデメリットが知りたい夫
お小遣い制の割合と平均金額
お小遣い制を導入している世帯は全体の約45%。昔は約7割がお小遣い制でしたが、共働き世帯の増加により夫婦でお金を管理する様になったのでしょう。お小遣い制は少数派になりました。
年代別のお小遣い金額は下記の通りです。30代は子供が産まれ出費が多くなることが予想され、お小遣い金額が下がったものと推測されます。
<年代:夫のお小遣い平均金額>
20代:26,750円
30代:24,649円
40代:33,691円
50代:34,000円参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000070676.html
いかがでしょう。毎月この金額だけで生活できるでしょうか?ここから、昼食代や飲み会代金も払うことを考えると手元に残るのは本当に僅か。勉強用の本や少し趣味をするだけで飛んで行ってしまう額ですね。
お小遣い制を受け入れるとどうなるのか?

ここでは、お小遣い制を導入すると夫に何が起こるのかまとめていきます。
デメリット:自由がなくなる
お小遣い制にすることで、多くの自由がなくなります。友人付き合いも少なくなり、趣味も結婚前と同じようにできません。
私の友人はお小遣いをためて念願のロードバイクを購入しましたが、妻がそれを見て「こんな無駄なモノ買うくらい余裕があるのね‼」と、お小遣いの値下げをしたそうです・・
お小遣い制になることで、特に妻が理解できない趣味についてはお金を使うことが難しくなりそうです。
デメリット:仕事へのやる気が失われる

お小遣い制を導入している家庭のほとんどが、どれだけ残業をしようが、お小遣いの額は変わりません。これでは、何のために仕事をしているか分かりませんよね。
手取りの10%がお小遣いとすると、1万円あげるためには給料を12万円程上げなければなりません。これは何年後の話になるのでしょうか?
また飲み会などにも金銭的に参加できない場合、上司の覚えが悪くなる可能性もあります。
家計がブラックボックス化する
お小遣い制になると、「給料=自分のお金」という意識が薄れ、家計の管理を妻に任せてしまいがちになります。
そうすると、「貯金や、何にいくら使っているか」を把握しようとしなくなり、不要な出費に気づきにくくなります。
蓋を開けてみたら貯金が全くない何てこともあり得ます。
夫の立場が弱くなる

お小遣い制を導入すると夫の立場は弱くなります。
お金が必要になった際は妻にお願いしなくてはなりませんし、大きな買い物をしたい時は必ず許可をとることが必要になってきます。
平等か、給料が高ければ夫の立場が強くなってもいいものなのですが、「お金を管理している」という感覚が、妻の立場を強くさせているのです。
✔ 夫は自由を手放すことになる
✔ 仕事へのやる気が失われる
✔ 家計がブラックボックス化する
✔ 妻の立場が強くなる
お小遣い制を回避するためには

管理人が考えるお小遣い制の回避方法を3つ紹介します。
一度流されてしまうとお小遣い制を廃止することは難しいので、今後何十年と苦しむことになります。
共働きしてくれる女性と結婚する
「お小遣い制にしてお金を管理したい」というのは、自分の収入だけでは不安・自分が夫の手綱を握っていないと不安という思いの裏返しの場合があります。
「自分一人でも生活できる」という女性であれば旦那を縛る確率は少なくなりますし、家計的にもお小遣いに回せるお金が増えます。
お小遣い制を導入する理由を確認する

妻から「お小遣いは2万円でいいよね?」と突然聞かれた場合、先ずなぜお小遣い制にする必要があるのか確認しましょう
「貯金するため」と言われれば、毎月の貯金額を決めてお互い生活費と貯金額を毎月出し合う形でも問題ないことをしっかり伝えましょう。
また、会社の財形等をしていると、貯金ができていることをアピールできますし、妻も手が出せなくなるので、おススメです。
パートナーの貯金方法を確認する

最後の悪あがきとして、パートナーの貯金方法を確認するがあります。
「お小遣い制じゃないと貯金ができない」と押し切らせそうになったら、「じゃあ今までどれくらい貯金できているの?」と聞いてみて下さい。
また、これからの時代は貯金だけではなく株式への投資など、金融知識が一般人にも求められる時代になってきています。
そういった知識が妻にあるのか、これから勉強する意思はあるのか等、自分のお金を任せるに足りるか聞いてみると良いでしょう。
FPに相談する
無料でFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのも手です。
FPの方に「お小遣い制でなくとも貯金が貯まる」と言って貰えれば、お小遣い制を回避できる可能性があります。
また、今後の生活費や将来どれくらい貯金が必要かなども相談できるので、お小遣い関係なしに一度家計の診断をFPにしてもらうのも良いと思います。
まとめ
本日は、お小遣い制になった夫はどうなってしまうのかと、お小遣い制を拒否する方法をまとめました。大事なポイントは
- お小遣い制は夫にメリットは無い
- お小遣い制=貯金ではない
- お小遣い制の提案目的を理解し、夫婦で話し合う
事です。
お小遣い制は「夫」から生きる活力を奪っていきます。一生懸命働いて、残業した結果手元にくる額が変わらないなんて悲しすぎやしませんか?
女性の中には「結婚したら家計は妻に任せるのが当たり前」とか、「お小遣い制にしないと貯金できない」と感情的に言ってくる人もいますが、しっかりと論理だてをしたうえで拒否しましょう。
結婚=人生の墓場とならないよう、お小遣い制を断固として拒否し「ATM」ではない一人の人間として結婚生活を楽しみましょう